この前の無料相談会にてご相談を受けているうちに、受取る年金額のお話になり改正前の金額を伝えようとしたために、ここでお知らせしておこうと思います。

平成25年10月分からの年金が改定されています。

10月分の年金は11月分と併せて12月15日に支払われますので、みなさんが実感するのは次回の年金支給日からになりますが、マイナス1%の減額となります。

具体的に老齢基礎年金を満額受けとれている方は、

〈平成25年10月15日支給分〉
786,500円(65,541円/月)

〈平成25年12月15日支給分〉
778,500円(64,875/月)

年間8,000円の減額となります。

多くの方はこの改正された年金額から国民健康保険料や後期高齢者医療保険料、介護保険料などをひかれて受け取られていることでしょうから、マイナス1%といえども深刻なことと思います。

さらに今のところ今回の減額に加え、平成26年4月からマイナス1%、平成27年4月からマイナス0.5%の減額が予定されています。(物価・賃金が上昇すれば引き下げ幅は縮小されます)

どうしてこのようなことになっているのかと申しますと、簡単に言えば過去に物価が下落したにもかかわらず年金額はそのまま据え置いていたものを、適正に戻して将来に向け世代間の公平性を保とうというものです。

また老齢基礎年金だけでなく、障害基礎年金2級や遺族基礎年金も同様の金額となりそれに踏まえ障害基礎年金1級や子の加算額等も減ってしまいます。

今後景気がよくなりお年寄りや障害者などすべての方が住みよい世の中になることを願うばかりです。